一昨年、愛知万博と絡めて、「世界こども環境サミット」行なわれました。
この事業は中部電力さんの主催で行なわれ、世界各国の子供達(12才~17才)に地球環境をテーマにして体験を通して子供達に理解してもらう事が主な目的でした。
「こどもサミット」には、約1000人ほどの子供や大人達が参加して行なわれました。その中で、世界5カ国から27名(大人の同伴も含め)が・・・国からの派遣なのでとても優秀な子供達でした・・・郡上市の大和町に訪れ、山と水をテーマにした環境にまつわる事業を展開する事となりました。我が家にもロシアの子供3人と大人の方2人が一泊2日の短い期間でしたが、ホームスティを行ないました。(私も受け入れる側のスタッフでした)
その中で、印象に残った事は、ロシアの子供が本物の男になる条件として①家を建てる事。②息子を持つ事。③木を植える事。と言っていました。
私達は偶然にもこのサミットの事業の一つとして、各国の人々に5本のケヤキの木を植える行事を計画していました。その植樹の時はロシアの子供達は一生懸命穴を掘り大事に木を植えていたのがとても印象に残りました。そして木を植える事をとても喜んでいました。
私達日本人は自然の恵みが当たり前と感じていて、自然への恩返しや感謝の気持ちを疎かにしている事に気付かされました。ましてや私達のような建築人は、自然の大切さをもっと実感し、地球の資源や自然を大切にしていかなければいけない事をこの事業を通してロシアの子供達から教えられました。
この「世界こどもサミット」は、山と緑に囲まれ水の綺麗な郡上市の恵まれた自然の大切さを考えさせられ又、暮らしと自然とのバランスを考えた住宅建築に取り組んで行く必要性を改めて感じさせられた事業となり、私にとってはとてもよい経験となりました。
by tanaka
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