今年の冬は、暖冬でこの郡上地域でも積雪は平年の3分の1以下であって、
気温の方も氷点下10℃を超えるような寒さは一度もありませんでした。
このような気候の時は桜の開花も早いとの予想ですが、
桜の開花には温度の変化が大きく影響するそうです。
徐々に寒くなる秋には、桜の芽も冬眠し冬の寒さで冬眠から覚めて、
開花の準備をおこないながら春を待つのだそうです。
暖冬といえども冬の寒さが開花には大きく影響するわけです。
自然の摂理はすばらしいものがあり、全てにおいて無駄のあるものは無く
全ての時間と全ての自然現象で成り立っているのだと改めて感じさせられます。
住宅の間取りや配置に於いても、この自然の摂理を生かす事がとても重要で、
その摂理を理解して利用する事が良い住宅作りの条件だと思っています。
日本の四季をイメージして太陽と風を意識した配置や庭木の樹種の選択、
それに合わせた間取りと窓の位置や大きさなど、自然を取り入れた住宅つくりがとても重要です。
「人は自然と共に暮らしている」という実感を充分に感じられる住宅つくりを目指しながら
今年の冬を充分味わっていきたいと思います。
by tanaka
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