日本の木は大半が山の斜面に植林してあり谷方向にせり出してから垂直に立ち上がり成長している。
今まで常識的な知識として学んできたことは全ての木が谷側の年輪が幅広いと思ってきたのですが、
方位により違いはあるにしても針葉樹は谷側が広く、広葉樹は山側の方の年輪が広いと森林文化アカデミー
の講義で最近知った。
また芯持ち材は強いと言う常識も実は違うことも分かった、大工さんが言う垂木等で芯持ち材は丈夫やでなー
と言う言葉が今でも耳に残っている。
しかし芯になるところを抜き取り曲げ試験をすると心材の廻りの白太・辺材の方が実際のヤング係数の値が
大きく出る結果になる。
つまり今までの常識では心材は組織が変化することで腐りにくい性質になることは間違いないそのことが
強いと言うイメージを与えているのではないか。
今までの常識がほんとうは違うということは多々あるという瞬間であった。
支店営業部/山下直樹
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