2008.02.10
ダイアリー

“資産形成”としての「家づくり」

先日、我が社とって、とても嬉しい報告がありました。
愛知県内のお客様で、7年前に受注いただいた住宅が、不動産業者の建物代金査定で、7年間住んだにも関らず、建築工事に掛けた当事の金額より、高い価格が付いた!‥と云う喜びの声でした‥ これは、正に我が社の願う「資産形成としての家づくり」なのです当社の建物は、強度の重要性と併せ「住むほどに味と善さが出る」‥即ち「経年美」の家づくりをめざしてまいりました‥「家」は、消耗品でなく「尊い資産」なのです!
日本の住宅は、1年でも住むと中古住宅として、建物価値が半減するのが通例です。
殆どの人は、建物を考える時に最初に出る言葉は‥○○社は坪単価○○円で、あなたの会社は坪単価いくらですか?‥こんな会話に「建物価値(質)」の考えがあるのでしょうか?‥建てる人にとって予算が有りますから、値段は重要な事であります‥ しかしそこで「建物の質」と、メンテナンスなどの総合力も十分考慮することが大切なのです。

昨今政府もようやく森林資源や地球環境などを考え「200年住宅」をうたい始めましたが、当社は10年以上前からそれをテーマに考えて「健康・心・環境」を家づくりコンセプトとして「スクラップ&ビルド」の家づくりから脱皮して、「資産形成」の家づくりに邁進して来ました‥特に建物の命である「基礎と骨組み」そして、住む人と建物の健康を考えた「炭素埋設施工・壁内結露防止施工」、それに内装は飽きのこない「無垢梁デザインとオープンスペース」など‥「新・匠の業」として、強い自負を持っています。
欧米の住宅の考えは、買った時の値段を下取り価格で確保でき、それを元手にニーズに合わせた家を買い替える‥と云うものです。 その為に、資産としての建物の手入れ、即ちペンキ塗りや補修を欠かさず、家族ぐるみで家を大切に使います。
見せかけの展示場と、巧みなコマーシャルで、尊い資金を支払うのは危険です‥日本もようやく「家づくりの視点」を「資産形成」としてのものに変える時代が来たのだと、私は思います‥「合掌造り」がなぜ世界遺産なのか?‥経年美に万歳です!
そして私は、此度の朗報によって、 家づくりの仕事に関われる事の「誇りと責任」を強く再認識しました‥感謝です! ありがとう御座いました。