2020.02.18 更新
お知らせ

杉・桧材の国交省準不燃材認定を取得しました

杉・桧材の国交省準不燃材認定を取得しました。

建築基準法の規定で、建物の用途や面積によっては準不燃材の使用など内装制限規定を受けます。その場合、木材を仕上げ材として使用する場合の下地には、プラスターボードなど国交省認定の準不燃材や不燃材の下地施工を施さなければなりません。現在は、下地材や施工手間など価格の問題でプラスターボード下地を施した上に、やむなく仕上げを天然木材でなく木調クロスを貼り、木調の風合いを演出しているものを多く見受けます。

弊社は、仕上げ材としての天然木の不燃化へと取り組んで来ました。この度、木材を準不燃材として使用できる「建築基準法施工行令第1条第五号及び第108条2第1号から3号までの規定に適合した準不燃材料の国土交通省大臣認定」を取得しました。特に、注入する薬剤は人の健康にも配慮した無機質系化合物で特に温泉の水を使った水溶液で不燃薬剤としてバージョンUPさせ新商品の開発と安価で安定した市場への供給を目指しています。

現在木調内装が好まれる状況下において、木材を準不燃化することで木材をあらわしで仕上材として使用出来るようになり、使用範囲が拡大して一般建築物はじめ介護福祉施設など公共建築物へも利用拡大を図ることができ、岐阜県産材の需要拡大にも応えることが出来るものと考えています。

経過―
・平成8年木造建築構造材に積層材を使ったオリジナル金物構法(SW構法)の開発と、プレカット加工工場の開設。
・平成29年度岐阜県県産材競争力強化・販路拡大支援事業補助支援を得る。
・令和元年10月21日 一般財団法人 日本建築総合試験所より建築基準法施工令第1条五号[準不燃材]性能評価認定獲得。
・令和2年1月6日 国土交通省より不燃(準不燃)認定番号を取得。

国土交通大臣 準不燃材料認定番号QM-0975(スギ材)QM-0976(ヒノキ材)